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”お客様と話すことで新しい気付きがある” |
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職安で募集を見て、本をよく読むので面白そうだと思い応募しました。
社長との面談で、人魚姫の原作と絵本との読み比べにはまっているという話で盛り上がり、
縁あって採用していただきました。
ご年配のお客様にお孫さんへ贈るのにおすすめの本を教えてほしいとお願いされベストセラーを紹介したところ、「人気の本より貴女が今まで読んで面白かった本を教えてほしい」と言われました。
お客様は意外と書店員が読んで面白かった本を知りたいのかもしれないと気付き、それをうまく伝える方法を考えました。声を掛けたら警戒されてしまう可能性があるので、ポップを作ってみた事がきっかけです。
その頃絵はほとんど描けなかったのですが、いろいろな絵を描きながら自宅で独学で勉強しました。
それから2年、今ではデジタルで絵を描くことにも挑戦しています。
お客様からのご要望でポップを差し上げたところ、後日同じ本を数冊ポップ付きで購入したいとお求めいただいたからです。
お話によると、自宅に飾っているポップを見たご友人が「この本がほしい」と言ってくださったとのことでした。これは面白い売り方かも知れないと思い、社長に許可をとり、売ることを始めました。
定休日以外は毎日描いており、これまでおよそ800種類、枚数にして3000枚近く描いていると思います。
社長から無理をしないようにと言われているので、自分の時間を削らないよう取り組んでいます。
ポップは過激な表現や暴力表現がある書籍には付けず、面白かった気持ちに嘘がないものに付けるようにしています。また下書きの際、感想に間違いや正解はないので、修正する場合も二重線を引きなるべく元の文章を消さないようにしています。
また以前は使用しないポップは捨てていましたが、最近は後から参考になることもあるなと思い残しています。
書籍はどこでも購入できるはずなのに、わざわざ木村書店からポップ付きで購入したいと電話注文を受ける時です。「ツイッターで毎日本を紹介してくれてうれしいし、ポップも欲しいので送料かかってもいいのでください。」というお電話を受けたときは本当にうれしかったです。
まめに更新する意味があると再確認する事ができました。
「ごめんなさい、遠くに住んでいるので近所の本屋で買いました。」とコメントをいただくこともありますが、それでもすごくうれしいです。私自身休みの日に他の書店に行くと素敵な売り場や本に出会うことがあります。
書店が少なくなるのは寂しいので、木村書店のツイッターをきっかけに、たとえ他のお店でも書店に足を運ぶ人が増えることがすごくうれしいです。
お客様からのお電話やコメントは仕事のやりがいを感じる瞬間でもありますし励みにもなります。
ポップ以外に何か木村書店でしか買えないものやできない体験を考えていきたいと思っています。
今は二ヵ月に一度フリーペーパーを発行しています。木村書店はすごく小さい書店なので、遠方から来ていただいたお客様が欲しい本がなかった時、何か一つでも持ち帰っていただきたいと思い発行しています。
■ 及川さんが描くポップとフリーペーパー | ||||
『東北朝市紀行』のポップの下書き。 |
二か月に一度発行しているフリーペーパー。 |
あまり上から目線では言えませんが、お客様と話してみる機会を増やすといいかもしれません。
お客様が書店員が読んでいる本を知りたがっていたことからポップ付き書籍販売の企画が生まれました。
また、ポップを描くときに使うペンの種類を聞かれたこともあります。すべての要望を取り入れられるわけではないですが、時間のある時にお客様と話すことで新しい気付きがあるかもしれません。
■ ポップ担当日記 その1 | ||||
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ツイッターはこちら |
ポプたん/きむねこ/カパたんの主要キャラクターが登場するつぶやきでは、 書籍の紹介はもちろん、及川さんの日記も日々更新。 |
■ ポップ担当日記 その2 |
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店内ではポップ担当日記の原画を展示。 |
■ 店内の取り組み | |
SNSでは伝わりきらない、ぬくもりあふれる店内の一部をご紹介 |
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ポップコーナー 本の表紙が隠れないように、詰め込みすぎないように配置が工夫された 及川さんのポップが集まったコーナー。 表情豊かに繰り広げるきむねこの紹介絵から、普段は読まない本もついつい手に取って見てしまう。 |
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『酒と料理と人情と。青森編』栗原心平(著) / 主婦と生活社(刊) |
■ 店内販売商品 その1 |
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■ 店内販売商品 その2 |
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