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”スタッフの満足度(ES)は、 |
お客様の満足度と同じくらい大切だと思います” |
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金融機関(信用金庫)時代は、お金が商品なのであまりモノを売るといった感覚が掴みづらかったんですね。労働条件も厳しく、休み中も仕事のことを考え、自分の時間もなかなか持てない中でふと思ったのが、「自分は純粋にモノを売ってお金に変える仕事がしたいんだ」ということ。すばる書店で求人をしている事を知ったのもちょうどその時でした。普段から通っていた馴染みのあるお店だったので、思い切って面接を受けに行きました。
入社後すぐにセルCD担当として配属され、数店舗を経験した後、せんげん台店で店次長、 世紀店で店長を任されました。会社の風土として色々な仕事、環境の中で働くことが本人の成長につながるとの考えがあり、入社直後から様々な業務を担当、兼任していました。僕には、すばる書店の「自分がやりたいと思ったことをやらせてくれる」「チャレンジする場がある」という会社風土が一番合っていたのだと思います。店長に任命されてからは、あらゆる業務の一つ一つに決断を下さなければならなくなりました。今考えれば当然のことなのですが、当時は様々なプレッシャーを感じ、悩んだこともありました。しかし、他店舗の先輩や上司からアドバイスをもらい、自分なりに動けるようになった頃、「失敗したら自分が責任を取ればいい」と吹っ切れることが出来たんです。そこからまた、仕事が楽しいと思えるようになりました。
会社として販促活動を強化し始めた4年前に、現副社長の宮崎(当時専務)からの提案で年間で最も売上げを上げる「Xデー」を作ろうといった企画が持ち上がり、見事目標達成したんです。その翌年には僕が販促リーダーに任命され、前年の企画を進化させた「7デイズワンダー」という販促企画を実施する事になりました。前年度が「Xデー」1日のみの販促イベントだったので、今度は販売商品の部門毎にXデーを設定し、全部門の最大売上達成目標日を最終日の「EXデー」に設定し、1ヶ月間の長期戦でいこうと考えました。 1ヶ月間、3~4日で売り場を変えていくスケジュールに、はじめは「出来るはずがない」との声も多かったのですが、イベント初日のブック部門で予算達成をしてからスタッフ間の意識の流れも変わり、全部門とも必死で販促活動を行いました。その結果、全ての部門で前年度の売上金額を超えるという功績を収めることができました。
そうですね、現在の各店を見渡してみると、それぞれが独自に販売計画を立てて、売り場を盛り上げています。長い目で見たら、あの時の企画をやった意味が反映されてきているのかなと思います。一番嬉しかったのは、後日スタッフから集めた感想文に「きつかったけれど、楽しかった」と書かれていたこと。僕の中では、スタッフの満足度(ES)はお客様の満足度と同じぐらい重要だと感じています。このイベント中も全店参加型の賞金き「ディスプレイコンテスト」を実施するなど、スタッフ間のモチベーションが高められるような企画も考えました。 とにかくこの企画は、成功する・しないの前に、全社を挙げて同じ目標に向かって動く体制を作りたかったという思いがあったので、本部スタッフを含め、全ての人間が一丸となる感覚を持てたことがとても嬉しく、良い経験となりました。
間違いなくコミュニケーションしかないと思います。思ったことはどんなことでも口に出して伝えます。それと、自分の熱意を聞いてくれる人に協力を仰ぎ、実行に移すこと。一人で考えているだけでは、いつまでたっても実現しません。まずは目の前のことに全力で取り組むことです。そういえば、よくスポーツ選手が口にする「結果は後からついてくる」という言葉が、最近自分の中でとてもしっくりくるようになったんです。これはひょっとすると、自分自身がそういった経験を重ねてこれた証なのかもしれないなぁと感じています。
正直、「モノ」はどこでも買えます。逆に、買えないものは実際の売り場でしか生み出せません。それはオリジナルの陳列によって新しい本を発見したときの喜びであったり、その地域のお客様に向けたオリジナルのイベントやキャンペーンであったり、絵本の読み聞かせ会であったり。そこに僕たちが求めているものがあるような気がします。「モノを買う+α」を提案していくために、今よりもっとお客様が喜ぶ企画を考え、売り場を作っていくことが、今後求められるのではないでしょうか。
【七光台店 年間販促企画】 お店に行くのが楽しくなる!七光台店季節のイベント&ディスプレイ★ |
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春 こどもの日に行われた絵本の読み聞かせ会
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夏 涼・祭りを感じさせる夏の装飾 |
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秋 ハロウィンには、店内装飾からイベントまで盛りだくさん! |
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冬 ツリーや靴下など、クリスマス一色の店内 |
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