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”「待ち」の書店ではなく「攻め」の書店へ。 |
なんでもやってみることが次へ繋がる第一歩” |
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家業である織物屋からの転業を考えた際に、とにかく『地域に根差した仕事がしたい』という思いがあり、一番良いのは書店だと思ったんです。でも、それまで機械相手に仕事をしていた人間がいきなり書店の店長を任されたものだから、接客なんて全く分からないんですよ。そこで、まずは話す訓練から始めました。1か月の本部研修はありましたが、その後はもう人に頭を下げて教えを請うしかない。会合があると聞けば頼み込んで参加させてもらい、分からないことをどんどん聞きました。軽くあしらわれることが大半でしたが、親切な人はいるもので、丁寧に親身になって教えてくれる人がいたんですね。その人達とは今でもお付き合いさせて頂いてます。
まず創業当時から行っているお客様感謝祭があります。500円以上お買い物されたお客様に抽選会に参加してもらうのですが、店頭陳列コンクールやPOPコンクールなどに入賞した際に出版社から貰った景品をお客様への賞品として還元しています。ゾロリやアンパンマンとの撮影会も人気です。オープン時だけ創業祭をするお店は多いと思いますが、継続して定着させることが大切だと思います。
次に月に一度のおはなし会です。今年でかれこれ13年目になります。大阪府でおはなし会を始めたのは当店が最初なんですよ。読書離れが進む中、読書好きのお子さんを育てる種まきになると思い、始めました。先日のおはなし会には60人もの人が集まって、すごく盛り上がりました。
営業活動以外でも、地元の大阪教育大学主催の『つながるまちアートプロジェクト』という企画に参加し、店の看板に絵を描いて貰いました。この様に地域とのつながりを大切にしているところが当店の特徴だと思います。
『機動力』と『お客様目線』ですね。指摘されたことはすぐ改善して、良いと言われたことはすぐやってみる。スピードが命だと思っています。棚も、時代とともに流行やニーズに合わせてどんどん動かしています。棚は生き物だと思ってますから。棚が生きてるとお客様もそれに反応してくれるんです。
『お客様目線』について具体的に言うと、当店では雑誌と書籍を分けていないんです。お客様の動線とゾーニングを徹底的に考えました。文庫本も出版社別ではなく作者順で並べています。
日々届く本を並べているだけじゃ勝ち目はないでしょう。「待ち」の本屋にはなりたくない。僕は「攻め」の本屋になりたいんです。
『”ワ”をもって尊しとなす』というのがわが社の社訓なのですが、この”ワ”には3つの意味があります。
話…お客様との話(コミュニケーション)
ワ…スタッフの和
輪…地域との輪
この3つの”ワ”を大切にしています。おはなし会を実行してくれているボランティアチームもこの考え方に共感してくれて『座・話和輪(ザ・ワワワ)』という名前を付けてくださっています。
宮脇書店大阪柏原店の取り組みをご紹介 | |||
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萩原店長発見!
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エコ活動にも積極的に取り組む同店は、売上金の一部が環境保護活動に寄付される布ブックカバーや、タピオカ粉を混ぜて作った土に返る持ち帰り袋を使用している。世の中の流れを敏感にキャッチし行動に移すまさに"攻めの本屋" |
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「鋼の錬金術師」のポスターに採用された柏原店スタッフの方のPOP!とっても目立ってます★
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