ショップをハッピーに。
店舗業務を効率化する支援を行います。

  • DOWNLOAD
  • CONTACT

書店の万引き防止策調査と対策強化ポイント




 



ー第10回ー 書店の万引き防止策調査と対策強化ポイント

 

 "万引き"の現状は時間や場所に関係なく、今現在も深刻化。
第10回では、当社で独自に行った書店意識調査アンケートの結果を元に、
万引き防止策の現状を分析し、反響の大きかった対策ポイントを整理しました。

・60店舗に伺った独自アンケート
・対策システムへの満足度
・すぐに実践できる万引き防止強化対策総集編

下記バナーでは。掲載記事をダウンロードできます。

DETAIL

 

 

Q1.現在万引き防犯対策は行っていますか?

 

 2008年~2009年度に弊社で行った「万引き防止対策に関するアンケート」では、全国の書店をはじめとする書籍取扱い店舗を対象に、現在行っている万引き防止対策の内容とその感想を主な質問事項として調査しました。

 その結果、ほぼ100%の店舗で万引き防止のため何かしらの対策をとっていると回答。(図1参照)年々深刻化する万引き被害に打開策を打つべく、各店舗毎にさまざまな取り組みを行っている様子。
 
 



Q2.どのような防犯対策を行っていますか?

 


  中でも、万引き防止対策として全体で高い実施率を挙げている対策の一つに「スタッフ教育対策」が挙げられ、導入率の高いカメラやゲートなどの防犯システムをも上回る件数でトップに。(図2参照)

巡回やお声掛け、アイコンタクト等、日々の営業活動の中で実践できる事から、実際に防犯システムが作動した際の対処法や店舗内での情報共有の流れ確認など、専門的かつ高度なスキルを要する内容まで多岐に渡って実施している傾向に。

 システム面に関して注目してみると、やはり導入件数トップは「防犯カメラ」。店内の各所に設置することによる抑止効果を期待する声が高いのが特徴的です。

 次いでゲートとカメラを併用、警備員の雇用の順になっています。防犯カメラの高い導入率に比べ「防犯ゲートのみ」の回答が圧倒的に低い背景には、タグ装着の必要性や、誤報に対する不安要素が残っている為といった背景も伺えます。

Q3.不便に感じている点はありますか?

 

【ゲート・カメラ】

・ 専門知識をもったスタッフがいない。(大阪府Y書店)
・ タグの装着に時間がかかってしまう。(兵庫県S書店他多数)
・ カメラを入れても死角がなかなかカバーしきれていない。(東京都K書店他多数)
・ コストの面で十分な台数のカメラやゲートが入れられない。(福岡県S書店)

【スタッフ教育】
・ 人手不足でなかなか効果が上がらない。(大分県H書店他多数)


 また、これらの対策に関しての満足度を測ってみると、システムを導入したものの「人手不足」の問題で管理しきれていない現状や、「念のため」で導入した結果、本当に必要な台数が不足していたりと、せっかくの投資が「気休め」的な存在になってしまっているものも見受けられます。(上記枠内、下記Q4参照)

 経済の低迷により防犯に対するコストもあまりかけられない昨今、ポイントとなってくるのは現場スタッフの強力な連携体制と、導入した機器をしっかり運用する事。

さらに
①機器の選定と初期投資
②狙われやすい売り場の囲い込み
③接客力の向上、社員教育の強化
④清潔、明るい、親切な店内環境づくり
の4点をもう一度見直すことが確実な万引き防止への鍵となるでしょう。

Q4.現在導入している防犯システムに満足していますか?

【防犯ゲート】
 
◆満足の理由

・タグが挿入されているだけで抑止効果がある。

◆不満の理由

・お客様の所有品等、タグ以外で反応してしまう。
・タグを抜き取られてしまう。




【防犯カメラ】

 

◆満足の理由

・設置による抑止効果が高い。
・記録を残すことで後々重要な証拠になる。

◆不満の理由

・機器が古くてコマ不足により決定的瞬間を捉えられない
・リアルタイムで見る人がいない
・録画できない



【警備雇用】
 
◆満足の理由

・専門知識を持ったプロなので安心。
・緊急事態やトラブル発生時に頼りになる。

◆不満の理由

・時給が高く、数時間しか雇えない。
・適当すぎる上に、見つけても学生の脚力についていけない。


今日からすぐに実践できる!万引き防止強化対策 総集編

1.機器の選定と初期投資
 
     


 最適な機器を選定し、必要な台数をきちんと揃える事が効果的な万引き防止策の第一歩。
すでに設置されているところでも、現在の危機で機能面で問題はないか、設置台数に不足はないかをもう一度確認しておく。

2.狙われやすい売り場の囲い込み


 コミックなど狙われやすいジャンルの売り場はなるべく出入り口を1箇所に絞り
ゲートを設置する等、コーナー全体を囲い込む形にすると効果が高まる。
「コミック専用レジ」がある場合はゲートや棚へ専用レジ使用の呼びかけポスターを掲示し、無駄な発報を防ぐ。

3.接客力の向上・社員教育の強化


 接客マニュアルから緊急時の万引き犯への対応方法まで細かく明記された「万引き対策ハンドブック」
があるといざという時の頼りになる存在に。
スタッフ全員が携帯することでより防犯意識の高い店作りができる。

4.清潔・明るい・親切な店内環境づくり


 本が隙間無く整然と並べられた棚は、少しの乱れや変化で万引きの早期発見につながるため、
日頃から小まめに整理整頓を。また通路毎に椅子等を配置し常に人目を置く環境にすれば親切で抑止効果の高い一石二鳥な店づくりが実現!

防犯システムコラム一覧

導入事例

 
ショッピィでご提案する各種アイテムを導入された、お客様の事例を紹介します。
 
 
DETAIL
TOP > 製品情報 > セキュリティシステム > 防犯コラム一覧 > 書店の万引き防止策調査と対策強化ポイント