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ー第1回ー 防犯システム機器の基礎知識
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防止システムの具体的な内容をご紹介。
・進化する万引き防止システム ・セキュリティ機器の主役 ・遠隔モニタリング ・万引き問題に立ち向かう
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進化する万引き防止システム
近年セキュリティ機器は、IT関連をはじめとする技術革新に伴い「性能向上」「低コスト化」を遂げています。 それを受け、多様化する書店の内場状況にも柔軟に対応できる様々な万引き防止システムが開発されています。 第4回から3回に渡り、万引き防止システムにスポットを当てた特集を掲載し、日々進化する万引き防止システム最新情報をお届けいたします。(※2007年掲載当時) さて、今回のテーマは「セキュリティ機器に強くなる!」です。 どのようなセキュリティ機器があるのか、またそれをどのように活用するのかをお客様自身が知ることで、万引きをさせない売り場作りの手助けになればと思います。
セキュリティ機器の主役「防犯ゲート」「防犯カメラ」
防犯ゲート、防犯カメラはセキュリティ機器の中でも最も基礎となるもので、万引きの直接的な防止だけでなく、 犯行を未然に防ぐ抑止力としての効果も大きく、その選定はとても重要です。 選定のポイントは「機能」「活用方法」「コスト」が挙げられます。 各製品の特徴を知り、売り場状況に合わせた機器を選定しましょう。
防犯ゲートは主に電波式・磁気式・自鳴式・音響磁気式の4つの種類があります。 電波式といえば、以前は検知範囲が狭いというデメリットがありましたが、現在は性能の向上により検知範囲は格段に広がっています。 さらにコミックの万引き防止に特化した当社が採用している防犯ゲートは人感センサー搭載により人とタグが同時に通過した場合にのみ発報するため、商品の持ち回りによる必要性のない発報を防ぐことが可能となりました。 また、同防犯ゲートに対応のプレート式防犯タグもコミック専用に開発されました。透明プラスチックプレート採用で、目立ちにくく挿入・回収の手間もかかりません。
防犯カメラは箱型・ドーム型・全天候型など数多くの機種が登場しています。機種の選定は用途別に行えば良いので、難しくはありません。問題はカメラの設置場所です。 カメラと従業員の目で全ての死角をカバーするように設置することが万引きを未然に防ぐ最大のポイントです。 また、通路なら広角を拾える箱型・レジカウンター周りならズームや遠隔操作機能のあるドーム型、というように異なる機種を組み合わせて使うことでより効果的に死角をカバーすることが出来ます。 先述の通り、防犯カメラは技術革新に伴い1台あたりの単価が下がっており、より身近になってきています。気になっている死角に限定せず、死角全てにカメラを設置することも可能になってきています。
1台のパソコンで各店舗の映像を遠隔モニタリング
では、防犯カメラで死角を全てカバーすれば万引きを防止できるかというと、そうではありません。 カメラで撮影している画像をモニタリングする必要があります。 モニタリングをおこたれば、万引き犯に管理の甘い店舗だとみなされ、逆に被害が拡大する恐れもあります。 モニタリングも重要な業務として認識し、徹底することが必要不可欠なのです。しかしながら、書店業界の人員不足の中で、日々の業務とモニタリングを並行させることは容易ではありません。
そこで登場したのが、現在のインターネット回線(光回線など)とインターネットサービス(DDNSなど)を利用したネットワーク型防犯レコーダーです。 ダイナミックIPを支援する防犯レコーダー『CK16120』と最大300台のレコーダーを管理する中央管理ソフトウェア『CMS』は、通常のパソコンとインターネット回線を利用した最新のモニタリング機器です。 各店舗で撮影された映像を、離れた場所にある1台のパソコンで一括でモニタリングすることができます。 遠隔操作による映像の切り替えやズームも可能で、本部や管理部での映像の一括管理が簡単に出来るようになりました。 万引き防止の中でも見落としがちだったモニタリングの効果を劇的にUPさせた画期的な機能です。 以前は高い費用を要しましたが、現在はコストが格段に下がり、導入する店舗も徐々に増えつつあります。
万引きという大きな問題に立ち向かっていくために
書店にとって万引きは非常に深刻な問題です。 拡大する万引き被害に立ち向かっていくためには、万引き防止システムの導入がいずれは必要になってくるでしょう。 その際には日々進化する数多くの万引きシステムの中から、お客様自身が最適なものを選定していかなければなりません。 自身の選定が難しい場合は、信頼できる業者に依頼することも有効です。第三者による店舗分析は万引き防止対策の見直しに繋がります。 まずはセキュリティ機器に関する正しい知識を身に付け、それらをスタッフ間で共有し防犯に対する意識を高めることからはじめてはいかがでしょうか。
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方式 |
電波式(通称:RF) |
磁気式(通称EM) |
自鳴式 |
音響磁気式(通称AM) |
原理 |
ラジオ波を使用した共振回路 |
特殊磁性体の高調波 |
特殊高調波の受信機 |
特殊高調波の受信機 |
ゲート構成 |
2本で1組 (送信&受信) |
2本で1組 (送信&受信) |
1本のみ |
1本のみ |
ゲート種類 |
豊富 |
少ない |
標準的 |
標準的 |
タグ形状 |
紙製・プラスチック製等多種 |
針金状 |
小型受信機 |
小型受信機 |
検知幅 (最小数) |
約1800mm |
約1200mm |
約2400mm |
約1800mm |
鳴るもの |
ゲート本体 |
ゲート本体 |
タグ本体(一部ゲート本体) |
ゲート本体 |
特徴 |
■紙のように薄く低価格な防犯タグを利用可能 ■設置環境の制限が少ない |
■防犯タグが傾くと感度が弱くなり易い ■検知幅がとても狭い |
■天井埋め込みや床埋め込みなどで外観を損ねずに済む ■防犯タグが傾くと感度が弱くなる ■タグが重い |
■タグサイズが小さく、小さな商品に対応する ■タグのコストが高い |
※1本のゲート構成も一部有り
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ダイワハイテックス採用
【防犯ゲート】
書店・コミック売り場に最適な機能
■初期導入費用の低コスト化を実現
■安心の日本製「人感センサー」を搭載
■コミック専用防犯タグを採用 |

コミック専用L型プレートタグ
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電波式(通称:RF)
特徴
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■コミック専用タグ(薄い・低価格・ラベル装着済)に対応
■人感センサーを搭載し、商品持ち回りの際に無駄な発報をしない |
種類 |
形 |
機能・効果等 |
箱型カメラ |
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店舗や施設内でよく利用されている本格派監視カメラ。 レンズを交換可能。 |
ドーム型カメラ |
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カメラだと分かりづらいデザイン。 |
TPZ型カメラ |
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追跡機能が搭載されたドームカメラ。 |
全天候型 デイナイトカメラ |
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デイ&ナイト機能搭載で、周囲の明るさを感知し 赤外線の点灯/消灯を自動的に行う。 |
ダミーカメラ |
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一見防犯カメラの形をしているが、撮影機能のないもの。 |
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従業員の 死角をカバー
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構造状、従業員の死角になる場所 視界が遮られる柱や棚の付近。 従業員があまり通らないフロアの角など。 |
その他の 死角をカバー
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条件によって死角となりうる場所 人の集まり易い平台の前や出入り口付近。 またすぐに逃げられる出入り口に近い棚など。 |
用途に合わせて、まずレコーダー形式を選択し、ネットワーク機能を利用するかどうかを判断。
形式 |
形 |
特徴 |
スタンドアロン型 |
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・低コスト ・操作性があまり良くない |
PC型 |
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・コストが高め ・操作性が良い ・映像が鮮明 |
ネットワーク機能あり
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・本部などでの遠隔監視 ・モニタリング一括管理 ・広帯域(光回線)のインターネット回線が必要 |
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ネットワーク機能 なし
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・低コスト ・店舗内での従業員によるモニタリング作業が必要 |
液晶モニターとセットにした例。 省スペースでの設置が可能。 |
導入事例
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ショッピィでご提案する各種アイテムを導入された、お客様の事例を紹介します。 |
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