第1回の「現状と傾向」、第2回の「対策編」に続き、今回は、「ダイワハイテックスが提案する万引き防止システム 実践編」として、実際に提案・実践していただいた書店様のインタビューをご紹介。 |
【①防犯システム導入以前の万引きの現状】 【②万引きシステム導入】 【③万引き防止システムの効果】 -実際に警報が作動したときはどのように対応されていますか? 作動した場合には、「タグを取り忘れてしまったかもしれませんので、袋の中身を確認させていただけますか?」 とお声掛けをしています。お客様を疑わないことで私たちも楽になるんです。 実際にほとんどのお客様が抵抗なくすんなり見せてくれます。やましいことのない方が圧倒的に多いわけですからね。 例えやましい気持ちを抱えて来店されたお客様でも、私達の声掛けやまなざし、防犯ゲートの警報音などで 犯罪を思いとどまってくれたらそれでいいんです。やはり性善説を信じたいですからね。 【⑤その他の万引き対策と今後について】 -その他の万引き対策と今後について 棚挿しプレートでコミック専用レジを告知しています。お客様の目を見て挨拶も欠かせません。 バックヤードに行く際は、必ず見通しの悪い場所や狙われる本の売り場を通っています。 今後については、軸であるこの店のスタイルを軌道に乗せたいです。 そして、Books&Newsの名の通り、文化と情報を発信してお客様に楽しんでもらいたいですね。 |
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壁がなく開放的な店内出入り口 |
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落ち着いた照明に照らされるフェア台 |
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コミック専用レジと、その入口に防犯ゲートを設け、万引き防止効果を高める また、防犯ゲート本体側面にも、コミック専用レジ使用を促すプレートを設置。
お客さんの目に入る棚に、会計の案内を挿し込み、注意を促す。
コミックのシュリンクを簡単に剥がす為の |
魔がさして 盗もうとした時に... |
一般のお客様への 配慮について |
防犯意識の高い書店だと主張すること | 万引き犯を捕まえることではなく、「未然に防ぐこと」を目的とする |
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警報音発生時に「コチラのレジでお願いします」と声をかけることにより、思いとどまらせることができます。 未然に防ぐことは万引きが起こる瞬間の直前までできると考えています。 |
掲示板(ディスプレイ)・目立たないタグ・棚挿しプレートなどのツールを利用し、一般のお客様への配慮についてご提案しています。ダイワハイテックスに集まる売り場情報を元に、個々の売り場に適したご提案をしていきます。 | 防犯意識の高い書店だと主張することで、「常習犯を寄せ付けない」ことが出来ます。 | 万引き犯を捕まえることを目的とすると、99.9%の大切なお客様への配慮がかけてしまうことがあり、お客様の信頼を失うことになりかねません。 「未然に防ぐこと」がダイワハイテックスの提案する万引き対策です。 |