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ー第1回ー 書店が抱える万引きの現状と傾向
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鍵となるのは「万引きさせない」売場作り! 第1回では現状と傾向についての把握。
・書店が抱える万引き問題を改めて解説 ・万引きされやすい商品は? ・今の状態はどれくらい危険?
下記バナーでは、掲載記事をダウンロードできます。

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【参考動画:TOKYOMX 警視庁 4店舗を万引き防止モデル店舗に認定】 |
書店における万引き被害は今もとどまることを知らず、売り上げロス率の中でも大きな値を占めています。 最終利益が2~4%の書店業界にとって、1%のロスは死活問題に繋がります。
最近では、書籍自体にICタグを埋め込み管理しようという試みがなされており、万引き防止効果も期待されています。しかし、導入時に莫大な費用がかかるなど、全国の書店に普及するにはまだまだ課題が山積みです。
このように万引き防止の為の対策が日々模索されてはいますが、複数人での犯行など手口の巧妙化により、いたちごっこを繰り返しています。また、万引き犯の若年齢化も進んでおり、書店業界を脅かす万引き土壌は日々確実に拡大しているのです。
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万引き防止の最大のポイントは「万引きをさせない売り場作り」をすることです。当たり前のことですが、万引き犯は書店員に気付かれないように犯行を犯します。 通常の業務をこなしながら、犯行を見つけることは至難の業です。万引き犯をいかに捕まえるかよりも、犯行を未然に防ぐことが重要なのです。万引きのしづらい店だと思わせ、万引き犯の寄り付かない売場作りをするために、まずはお店の現状を把握することから始めましょう。
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【万引きされやすい商品】
新刊コミックになると高値で換金できるため、万引き率も高くなる。 コミック・ゲーム攻略本・トレーディングカードは狙われやすく、 万引き犯も中高生が多い。
大型書店では、高定価本や専門書も狙われる傾向にある。 これらの商品を狙うのは、前述したプロによる巧妙な手口の場合が多いので 注意が必要。
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【万引きの多い月・時間帯】
3・8・12月
学校が休みの期間と重なっている事がわかる。
またこの時期には一般の休日・休暇も多く、多忙期になるので注意。
夕方4時~6時
比較的客足の多い時間帯に狙われる傾向にあるが、開店直後や閉店間際での犯行も報告されている。
当てはまる項目の数をかぞえていきましょう。項目下にチェック数に対するコメントがあります。
店内に店員の目の届かない死角がある
万引きについてのポスターや防犯機器がない
出入り口が2つ以上、またはショッピングセンター内でどこからでも出入りが出来る
店内に空いた状態になった棚や、平台がある
店内の身通りが悪い(通路が狭い)
照明が暗い、または暗い場所がある
死角になりやすい箇所の巡回を行っていない
什器の高さが150cm(間の高さ)以上ある
スタッフが接客業務よりも担当業務に集中している
日頃から「いらっしゃいませ」等のお声掛けを積極的に行っていない
0~1個
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2~5個
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5個以上
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安全圏 |
要注意 |
全体の見直しが必要 |
防犯に対してかなり認識があり、実際に対策をされています。しかし油断は禁物です。更なる防犯力アップに励みましょう!
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まだまだ万引きに対する意識が十分ではないようです。改善ができる所から少しずつ変えて行きましょう。
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残念ながら、いまのままでは万引きの被害を軽減することは出来ません。全体的な意識改善から始めましょう。
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導入事例
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ショッピィでご提案する各種アイテムを導入された、お客様の事例を紹介します。 |
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